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日曜日、雨

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柚子酒、旨し。ジュースみたいに甘いケド。


ここ何日か、exciteブログに、締め出しくらってました。いつも、知らない間に勝手にログアウトされていますね。それでめんどくさいが、そのつどログインしてました。だけど、だんだん腹立ってきてね。考えたら失礼な話でしょ。無料とはいえね。で、これってログアウトされたらずっとそのままなのかなって思ってしばらく放置していました。結局、ブログ訪問もただの通りすがりの人になってしまって、コメントも入らないしね。

↓こういうのも、最近よく入る。ひとのブログ読もうとしたら、いきなりこれが出る。

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これ以外にも、記事と記事の合間に動画のCMがあって、確かHuluだったと思うけど、タップしてないにも関わらず勝手に再生されるという、超ウザいことに!ほんと、ユーザーをナメてる。

いちいち腹立たしい。
私はスマホのみなので、PCとではケースが違うのかもしれません。

# by baobab20_z21 | 2024-03-17 15:16 | ひとりごと | Comments(2)

ネコのマイキー

宿泊先で、ちょっと国会中継を見てました。
太郎ちゃんが吠えまくってましたね。
能登被災地で、ちゃんとした食事が足りていないことなどについてしっかりと具体的に拡充するように要求してました。冒頭、総理、いつ辞めるんですか?いつ解散するんですか?ツラの皮厚いんじゃないの?から始まり、詰めまくって問いただし、最後、岸田がもちろん手厚く拡充するのは、当然のことと言わせてました。いつもの“検討中”は出てこなかったかな。太郎ちゃんもその回答に『あーよかった』って嫌味ったらしく言うてたわ。思わず、吹いてしまったわ。
これぐらい攻め立てないと、なにも引き出せないってこと。お上品にやってる場合やないのよ。太郎ちゃん!ありがとー



たまたま、この展覧会にでくわし、行ってみました。
すごくよかった。ラッキーでした。撮影禁止で、作品は載せれていません。
とても見応えがありました。
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大事に持っている、ミニサイズのノートブック↓

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せっかくのお泊まりも、ざざ降りで、めちゃくちゃ寒かった。

宿泊もルートもまったくいつも行くところと同じで変わり映えしなかったけど、かつて素通りしていたところの、裏側(奥まった所)へ進むと、えーこんな所があったんだという発見ができました。





# by baobab20_z21 | 2024-03-06 16:24 | おでかけ | Comments(4)

重い腰をあげて、麹を仕込む(めんどくさかった)
職場では取り扱っていて、いつもお客さんには売ってるけど、自分はやったことなかったので。


塩麹を仕込むもまだ変化なし_f0400130_20281343.jpg

蓋はピチッと閉めずに、、室温で10日くらいで出来る。浮遊している家の中の雑菌(?)も入り込んで、オリジナルの菌になるかな。
お湯でやれというレシピもあるが、めんどい。
そこまで、本気でやってないし。

最近、発酵モノに注目が集まってるらしいの?
でも、国は本気でそれを潰してくるよ。
私のいる職場は、化学薬品をいっさい使わないので、ときどき保健所からご指導をいただく。これをやれあれをやれ、次亜塩素酸で素材を洗いなさい、とか。どれもやらない。反抗している。100年以上前の製造方法だから。
食中毒なんかを流行らせたりして、わざと基準を上げて、新たな薬品を使わせる。よくある方法です。常套手段。
これと同じで、豚コレラや鶏インフルも。ワクチンが売れる。
うちの社長のセールストーク、「今の日本人は、添加物が入ってないと美味しくないんですよ」
だから、うちに辿り着いたお客さんは、変なこだわりの人が多い。突き詰めたひとっていうの?
加えて、海外の観光客ね。ヨーロッパ、中国、東南アジア。まぁUSAはさすがに、ほぼいない笑

今日接客したイタリアのひとも中国のひとも、わかってくれたわ。日本人は、無知。


# by baobab20_z21 | 2024-03-03 21:28 | 食べ物 | Comments(2)

欧米怪奇に回帰する

ほんとうに、1週間以上ずっと雨と風とに見舞われましたね。今日は久々の快晴です。


さて、先日から読んでいたラヴクラフト全集1が終わりました。続いて2巻目に行く前に、ちょっと中休み。読後の整理をしたいと思います。ってか、内容が重いうえに濃いから、すっすと次に行けないのよ。読み疲れるのよ。
たいてい、夜寝る前に読むのだけど、ベッドに入ってから、ああでもない、いやこうだろうか?むむ?いや違うよね?とかいろいろ巡らせながら眠るのがよろしい。そして、後日パラパラとページを繰ったりしている。
こういう場合、いつも手引きにするのは、訳者後書きや解説だ。ここにヒントはたくさんあるし、昔は特にこの部分が大切だった。インターネットがない時代ね。今はサクッとウェキることが出来ていいわ。

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非常に奇怪で、かつファンタジーロマンに溢れたところもあり、だけど共通しているのはオチがすべて気味悪いってこと。
ウェルズのタイムマシンやジュールヴェルヌの地底世界も読んだことはあるけど、なんか雰囲気がまた違う。ラブクラフトは、加えて恐い、マジで。ポウより緻密さに欠けるとかいう評もあるみたいだけど、いや、私にしたら秀逸。

で、これらは日本にも影響している。早くから紹介されていたみたい。私としては、夢野久作っぽさを感じたところもあった。中井英夫とかね。


ま、なんといっても、この手の文学も、欧米で昔から発達したわけだし、日本近代文学なんて、ほぼパクリだから、アレだけどさ。
むむむ、本家本元は、ちゃいますな。
あっと、手元にウェルズのタイムマンの補説があるので、ちょっとおさらいしときます。2巻へ行くまえに。

# by baobab20_z21 | 2024-02-28 09:41 | 読書 | Comments(2)

ときどき、ありえるような、ありえないような設定に自分の身を置いてみたことはあるだろうか?
とくに、狭いトイレやエレベーターや、ガレージや物置に閉じ込められたならば?
あるいは、たとえば何処かそのへんの小さな明かり取りの小窓は、私の体のサイズに合うのだろうか?脱出するために。想像してみてほしい。悪夢のような焦燥感。


バーチはいまや身の毛のよだつような境遇
にあって、余りにも足場が低すぎるために
拡げた明かりとり窓から外にたやすく這い出る
わけにはいかなかったが、エネルギーを一点に
集結して或ることをやってみようとした。
つまり窓の両端をしっかり掴んで、自分の
体を持ちあげようとしたのだ、が、そのとき
気がつくと、どう見ても、両足のかかとの
あたりがぐいっと押さえられる、そんな感じで
体を引きあげるのが妙に妨げられているのだ。
つぎの瞬間、その晩初めて彼はぞっとした、
というのはほかでもない、いくらじたばた
もがいても、なんとも得体の知れぬものが、
なさけ容赦なく自分の足首をつかんでいる
のを、ふりほどくことができなかったから
である。まるでひどい怪我からでも起こる
ような、もの凄い痛みが両足のふくらはぎ
にさっと走った。そして心のなかでは、
渦巻くような恐怖の念と抑えがたい唯物主義
とが混じりあい、おかげで彼は、壊れかけて
いる棺桶の裂け目や、抜けそうな釘やその
他の徴候を連想してしまっていた。たぶん
悲鳴をあげたらしい。ともかく彼は足を
振り払おうとして狂気のようになるとともに
ひとりでにじたばたともがく一方、その
意識はなかば気を失いかけるほどぼんやり
してきた。(略)湿った地面の上に
どしんと耳ざわりな音をたてて落ちたあと、
もがきながら這い進んでいった。立って
歩くことはできないらしく、折から姿を現した
月も、彼が血の流れる足首を曳きずって
門番小屋のほうへ向かっていく恐るべき姿を
見たにちがいない。その指の爪は愚かしいほど
急いで黒い土を引っ掻いているのに、それに
応ずる体の進みぐあいは、気が変になるほどに
のろくさく、こわい夢のなかで化けものに
追いかけられたときに憶えのある
あののろさだった。


彼、ジョージ・バーチは葬儀屋。運動不足の中年の肥満体。おまけに棺桶を作るのが下手くそだったり、それぞれの遺体をテレコに入れて埋葬し、のちに遺族が引っ越すからといって墓地も移動するため遺体を掘り出したところ、間違って違う人の棺桶だった、など、街では愚鈍で、いい加減な人間と思われていたのも事実である。ひょんなことから、というよりはおそらく彼の横着さやくだらないミスが原因で、死体安置所に自身が閉じ込められてしまった。春に埋葬予定の遺体8体くらいに囲まれての脱出作業。

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玄関の朝のひかり



中でも、2体はとくに特徴的な人物。1人はマシュー・フェナー老人。バーチが以前に破産したとき、いろいろ世話を親切に気前よくやいてくれた恩人でもある。老人のために捧げる用に作った棺は上等だが、出来上がりが不細工になってしまったため、結局使わずに置いておいた。一方、もう1人の遺体は、悪性の熱病で死んだアサフ・ソーヤー。彼の評判は散々で、人間離れしたしつこい復讐心や自分の受けた不当な待遇など、あることないこといつまでも執念深く忘れない。だがあろうことか、バーチは、この不評でいろんな意味で悪党の男に先ほどの出来の悪い棺桶を当てがったのである。どうせバチは当たるまいと。

冒頭の引用文は、安置所に閉じ込められたバーチが、いくつかの棺桶を積み上げて、足場を作りドアの上の小窓から出ようと奮闘している場面。結局、出来の悪い棺桶(悪党ソーヤー入りの)を1番上に積み上げたものだから、肥満体のバーチの体重を支えることができずに、半壊する。そのときに足首を痛めるのだが、それが尋常ではないことは、もうお分かりだろう。そう、どうやら悪党ソーヤーに食いちぎられたらしい。あとでかかりつけの医者ディヴィス先生が診たところ腱が完全に切れていた。
なおかつ、食いちぎられた箇所の歯形が、ソーヤーのものと一致したという。


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久しぶりにグラニュー糖を使ったら、激甘。
周りにもまぶしてディアマンクッキーに。生地は型抜きではなく、棒状にしてカット。



「おいバーチ、あれはアサフ・ソーヤーの
棺桶だぞ、やっぱり思ったとおりだった!
歯でわかるんだ、上側の前歯がぽろっと
欠けていてなーーーその傷を見せないでくれ、
おい後生だから!体の肉はもうかなり落ちて
骨になっているが、あの執念深いーーー
むかしの奴の顔は一度見たら忘れられる
ものか!……そおら、知ってのとおり、
ソーヤーは復讐にかけては鬼みたいな奴で
ーーー境界線争いの訴訟から三十年もあとに
なってレイモンド爺さんを破滅させたし、
一年前の去年の夏あいつに噛みついた子犬
を踏んづけたっけ。……奴は悪魔の権化だぜ
バーチ、それにあいつの、目には目を式の
狂暴さには時間も死も勝てるはずがない
とわしは信じておる!(略)あいつは悪党だから
廃物の棺桶に奴を入れたからって文句は
いわぬ、が、いつもおまえのやることは
とんでもない行きすぎなんだ!(略)あいつの
足首は、フェナー老人用の廃物になった
小さい棺桶に寸法を合わせて、すぱっと
切断されていたっけ!」

最後は、ディヴィス先生の種明かし的見解(?)で終わる。なんとも後味の悪さ!!


「じみな」といえばすぐに「まじめな」という
ことばを頭に思い浮かべる、そういう月並な
連想ほどばからしいものはないとわたしは
見ているのだが、どうやらこういう頭の
働かせかたが世間の人たちのあいだには
ひろがっているらしい。いかにもアメリカの
北部にふさわしい田園生活を背景として、
へまでのろまな村の葬儀屋が、自分のとんだ
不注意から、地下の死体安置所でひどい目に
あったと思いたまえ。ごく普通の読者が
そういう場面から思いつく情景といえば、まあ
グロテスクな味はあるとしても、せいぜい
温かみのある喜劇的な一幕といったところが
関の山であろう。もっとも、その葬儀屋の
ジョージ・バーチが死んだおかげで、
わたしもやっとこの退屈な話を他人に
洩らす気になったのだが、この話にくらべれば
もっと陰惨な悲劇にさえ、まだしも
明るいものがある、そういう妙なところが
この話にはあるのだ。




こういう冒頭の書き出しのような、皮肉たっぷり、内容はブラックユーモアも、ラヴクラフト特有でこ気味良い。

ラヴクラフト「死体安置所にて」







# by baobab20_z21 | 2024-02-22 16:58 | 読書 | Comments(4)